4/08/2009

YLUG@Apr 7, 2009

from: Taro Matsuzawa aka. btm
to: ylug@linux.or.jp
date: Tue, Apr 7, 2009 at 2:54 AM
subject: [ylug:12165] Re: Debug Hacks――デバッグを極めるテクニック&ツール



btmです。

Jun OKAJIMA さんは書きました:
> この手の話で毎回思うのが、
>
> 1、紙のバージョンだけでなく、HTML/PDF もつけてほしい。
> 紙バージョン購入者専用でもいいので、
> なんとかならないでしょうか。
> こちらは、OSSとは無関係に、Win32API必勝ガイド、みたいな本でも
> お願いしたいものです。
> とりあえず、オライリーの全書籍のPDFのDVD、10万円、とか無理?
> Perlのラクダ本の昔の版とかも全部入ってるの。
>

オライリーさんでは、EBookというのがございます。
http://www.oreilly.co.jp/ebook/
こちらをご利用してはいかがでしょうか?
# ちなみに、すぐには提供はされません。出版後数ヶ月たってから、
# 著者と契約をして提供という流れになります。
また、英文でよければ、Safari Books Onlineというサービスがあります。
http://www.oreilly.co.jp/safari/

ちなみに、商売をやっている方ならわかると思いますが、
書籍にCDとかつけたらその分値段が上がりますよね。
僕は本を書いた事がありますが、税込みで3000円を切るように
かなり無茶な交渉をして通しました。
本を出すという事はそれなりに売上が見込めないといけないわけで、
購入者専用と言ってもそれをダウンロードや閲覧するための
パスワードやキーコードなどが共有されてしまっては、
売上が落ちるわけで、現実として厳しいのではないでしょうか?

> 2、なぜ有料?
> こちらは、当然OSS関係の書籍のみのことなんですが、
> なぜ、文章データをCopylefted/GPLで流さないのでしょうか。
>

まず、この本の内容はOSS関係の書籍なんでしょうか?
目次を見る限り、DEBUG関連全般を扱っているように思えます。
OSS以外でも活用できる内容ではないでしょうか?

> わたしは、OSSに関し、関心はあっても、
> じゃあ、現実としては現状としてはどうか、と言われれば、
> ちょっと懐疑的な面があります。
> よって、私が執筆をするなら、Copyrighted でもアリでしょう。
>
> しかし、OSSマンセー的な人が
> Copyrightedでこの手の本を出すのは、
> それって矛盾じゃん、と思うのは私だけでしょうか。
>

別に矛盾しているとは思いません。
OSSだからCopyleftっていう考え方自体どうかと。
著者の方々には本を売る自由は確保されていますし、
有益な情報であれば、その対価として値段が付くのは当然かと。

> 逆に、やはり、労力などを考えると、
> たとえOSS信者の執筆でもCopyleftでは難しい、
> というなら、
> 所詮、OSSモデルなどというのは幻想なんだな、
> うまくいくとしても極めて限定的な特殊な状況のみだろうな、
> とおもうわけです。
>

今回のような企画がなければ、このような情報が
まとまって手に入る機会がなかなか得られないと思います。
企画を進めるには編集者という存在が非常に重要です。
Copyleftで、となってしまうとそういう存在の協力を得るのは
難しいと思います。そういう意味では、OSSだから必要無いとか
そんな事はないかと思います。

なお、OSSモデルではないですが、CreativeCommonsで
有益な情報を発信している例もございます。

オープンソースソフトウェアの育て方
http://producingoss.com/ja/

あと、僕も執筆をしている物で、Firefox拡張機能開発チュートリアル
という冊子もございます。
http://piro.sakura.ne.jp/xul/doc/tutorial/
こちらは英訳されてdeveloper.mozilla.orgにて公開、
そしてFirefox2.0向けの内容からFirefox3.5向けの
内容へ修正を行なう予定です。
https://developer.mozilla.org/En/Firefox_addons_developer_guide

これらはOSSモデルの好例かと思います。
たった一つの例をとって幻想だとか揚げ足ととるような
譫言をほざく前にちゃんと世界を見てください。

ではでは。
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Taro Matsuzawa AKA btm


ここでもOJ氏は素人的考えを撒き散らして古参の方々を怒らせてる模様。
それもかなり。

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